私の手汗はいわゆる「手掌多汗症:レベル3」という「手のひらから汗のしずくが滴るレベル」のテアサー(手汗をかく人)です。
今までいくつもの手汗のお薬を試してきた私は

という持論を持っています。
それを踏まえた上で2017年現在でベストな手汗対策を紹介します。
目次
そもそもひとつの手汗の薬で対策をするのは無理
現在、様々な手汗のお薬が販売されており、テアサーとしては嬉しい限りです。
手汗の量をある程度抑えてくれるようなお薬や、一時的に手のひらをサラサラにするようなお薬など、たくさんの商品があります◎
私も数多く手汗のお薬を試してきました。
しかし、私の日常生活における手汗の悩みを全て解決してくれるような商品には出会ったことがありません。というか存在しません。
複数の手汗の薬を組み合わせて対策する
そんなこと言っても無情にも手汗は流れ続けるのでいろいろと試しているうちにベストな手汗対策にたどり着きました。
汗が滴り落ちるほどの手掌多汗症の私の症状が改善した方法ですので、同じ方法を使えば生活に不自由がない程度に手汗が改善される人は沢山いると思います。
では実際にどんなことをしているかというと「複数の手汗の薬を用いて、それぞれの薬の短所を長所で補う」という作戦を実行しています。
手汗の薬には効果はあるけれども即効性が無いものや、即効性はあるけれども持続性がないものなどいくつかの種類の商品が存在しています。
それぞれの良い部分を活かして上手に手汗を抑えることが手汗改善へのベストな方法です。

上手くお薬を使えば1日を通して手汗で困らない「手のひら環境」を整えることができます。
私のおすすめは「デトランスα」+「プロバンサイン」で手のひらの発汗量を抑えて、プラスアルファで滲み出てくる手汗を他の薬でトドメを刺すという方法です。
①手のひらの環境を整える:デトランスα
私が使っている中でも最も信頼を置いている手汗のお薬で、夜寝る前に手のひらに塗るタイプの手汗専用制汗剤です。

主成分の塩化アルミニウムは手汗の原因である汗腺を塞ぐ成分で、皮膚科などで処方される薬にも含まれる成分です。
手のひらの発汗量を全体的に抑えるためにベースとして使用したい制汗剤です。
手汗を抑えるメカニズムと効き目
毎日夜寝る前に手のひら塗って寝るとことで手のひらにある汗腺を塞ぎます。
附属の説明書によると1~2週間程度塗った後は数日おきに塗るだけでOKと記載されていますが、私のレベルになると毎日塗らなければ効きませんけどね。ハハッ(白目)
ここがポイント
デトランスαは以下の点に気をつけて使うことでより効果的に使用することができます。
効果が薄い時は密封療法
時期によってはデトランスαの効果を実感できない場合があります。
その場合は密封療法と言う方法でデトランスαの効果を高めてやりましょう。
密封療法はデトランスアルファーを手のひらに塗布した後、手のひらにぴったりとくっつくゴム手袋などをつけて寝る方法です。
これによりデトランスαの効果を高めることできます。
他の薬を使う前のベースとして
下記で紹介している「テサラン」と「ファリネ」という商品は1日に数回塗るような使い方をする商品なのですが、使用する際に手が乾いている必要があります。
他の使用するためにも手汗対策のベース薬としてデトランスαを使い、手のひらが乾燥している時間を作ることが手汗改善への第一歩です。
②全身の汗を抑える:プロバンサイン
プロバンサインは全身に作用するお薬で「手汗の薬」ではなく「汗の薬」です。もちろん手汗にも効果があり、手汗を軽減することに役立ちます。

プロパンサインはこのページの他の商品と違い「医薬品」つまり病院で処方されるお薬です。皮膚科や心療内科などで処方して貰います。
制汗効果
医薬品だけあって制汗効果は信頼できます。手汗を止めるお薬というよりは身体全体の発汗を抑える薬で、顔汗や脇汗への対策としても処方される薬です。
私の手汗はデトラントαだけでは抑えきれないのでプロバンサインも併用しています。
デメリット
プロバンサインは医薬品ですので病院で処方してもらう必要があります。薬代自体は保険が効くのでさほど高くないのですが、診察代金がかかったり、通院の手間がネックです。
また、薬の副作用として眠気や喉の渇きを感じることがあります。
③日中の制汗を補助する:テサラン
私は上記で紹介した「デトランスα」と「プロバンサイン」に加えてこの「テサラン」を併用しています◎

私の場合はテサラン単体ではほとんど制汗効果がありません。
単体で制汗効果を望むのではなく、他の制汗剤の効果にプラスアルファで制汗効果を期待する使い方が良いと思います。
外出前やトイレの後に手のひらに塗り込んで使います。
制汗効果
商品の詳細ページには「最大72時間持続」と書かれていますが、正直私の場合はそんな長時間の効果を感じたことはありませんので過度な期待は禁物です。
ただ、日中に塗り込むことができるので手軽に利用でき、他の商品と併用できるところがとても魅力的です。
④すぐにサラサラにしたいなら:ファリネ
ファリネは手汗が出始めた後でも使える珍しい制汗剤です。ベビーパウダーのようにパタパタを手のひらにはたいて使用します。

制汗効果
ベビーパウダーの様な粉を手にはたいて使うので物理的に手の汗を吸収させてサラサラにすることができます。
もちろんファリネのパウダーにも有効成分が分が入っていて継続して使用することでより汗を抑えるように作用します。
デメリット
ファリネはパウダーで水分を奪って「瞬間サラサラ」を実現する商品です。
逆に言えばパウダーの吸水量を越える手汗をかいてしまう場合には「瞬間サラサラ」になりません。
商品も比較的高額な部類のお薬になるので、ここまで紹介した商品を試してみて、それでもプラスアルファを求める場合に試してみるのが良いと思います。
ここがポイント
手汗対策商品の中で唯一「手汗をかいた後に使える」という、テアサーからするとトンデモナイ特徴があります。
イメージとしては見えないハンドタオルを手のひらにまとう感じでしょうか。
おすすめは「デトランスα+プロバンサイン」の両刀使い
4つ紹介しましたがこの中で特におすすめしたいのは「デトランスα+プロバンサイン」を併用して使用する方法です。
「デトランスα+プロバンサイン」の組み合わせは手汗に悩むほとんどの人達におすすめできる、2017年時点ではベストな制汗対策だと思います。
まずはこの2つの商品を試してみて、それでまだで汗が気になるようであればテサランやファリネを試してみるのが良いと思います。
夏を乗り切ろう
ちなみに私はこの「デトランスα+プロバンサイン」の黄金パターンに加えてテサランを使用していますが、これだけやっても7~8月の間は手汗をかきやすくなります。
しかし、何もしていないときに比べれば遥かに手汗による「困り感」や「恥ずかしさ」は改善されています。
この方法を試してみて納得できなければあとはどの制汗商品も似たようなもんなので、手術で手掌多汗症を治すしか手汗に対する対抗策は残っていないのではないかと思います。
という訳で2017年度版、私が実践する最強の手汗対策でしたっ(汗